
ついさっき、21時頃のこと。
駐車場から2Fの部屋で執務中のオレに「すみませーん、すみませーん」とか細い声が何度も。
懐中電灯をかざして、なんやねん?
「ここマウンテンドームで女の娘と待ち合わせしてるんですけど・・・」
それがどしたんやねん?
「来ないんです」
そんなこと知るかー!
「昨夜も・・・」
昨晩、忍び込んで来たのもおまえかあ!
「はい・・・」
入口で何時間も待っていたのもおまえかあ?
「はい・・・」
しゃあないやっちゃなあ。相手に連絡してみー。
「携帯番号もメールも教えてくれないんです」
ということはダメー! ちゅうことやんかあ!
「・・・」(沈む)
悪いこといわん。はよ、帰って寝え−! オレは今、仕事中なんやあ!
「置手紙、頼めませんかあ?」
お・き・て・が・みぃ? そんなもんしたって無駄やあ!
「・・・」(沈む)
しやあないやっちゃなあ。メモってオレの車のワイパーにでも挟んどけー。
「ペンも紙もないんですけどー。」
くっそー! ほんまに手のかかるやっちゃなあ。
ーといいながらも女房がメモ用紙とペンを貸してやった。
(オレも人が良すぎる)。
「来たらくれぐれもよろしくお願いします」
と言い残し、淋しそうに彼は帰って行った。
あとで女房曰く「イケメンの男のこなのに」。
イケメンだろうがポケモンだろうがオレの知ったこっちゃない。
ほんまにええ男ならしゃんとせー!
予約客ならまだしも迷惑千万この上ない。
しかし、二晩もすっぽかされてもなお待ち続けるこんな初心な青年に待ちぼうけを食わせる女が許せん!
■写真のような凸凹コンビが白ひげ好みのカップルである。