
当宿の創業開始は32年前の1988年。瀬戸大橋架橋の年である。
間違ってもペットを連れて旅をするような時代ではなかった。
そんな当時、シェルティー同伴でよくお泊り頂いた某創作舞踊研究所の先生ご夫妻がいた。
四季を通じて、可哀そうにも愛犬はいつも車中泊。
それを見かねた私は、このご夫婦用に・・・と、全国でも稀なペットと泊まれる第一号コテージを造ったのである。
-ところがなんと、
「白ヒゲさんのご好意はありがたいですが、私たちが好きで来ている県内唯一の手つかずの自然界に、
いくら子供同然の愛犬といえども、このこの毛一本、落としたくない」から、とノーサンキュー。
-以後、ご主人が亡くなられるまで、その愛犬はいつものナップサックから首だけ出して、そして尚且つ、車中泊を続けた。
そんなご夫妻だから、他の客が目覚める前に散歩する。喧しいワンキャンなど一度も聞いたことがなかった。
これが当宿のペットと泊まれる宿のスタートとなったのである。
今やこんな◎客は皆無である。
ペット同伴旅行も、ハスキー犬から始まってゴールデンやラブを経て、今や小型犬の「お犬様」の時代になってしまった。
「最近、ペットと泊まれる宿が少ないですねえ」の声を聞く度に、
「ワンキャンもひどいけど、糞の始末もできない愛犬家が激増したためペットと泊まれる宿が激減しているんですよ」というと、
「へえーっ、そんなマナーの悪い人がいるなんて信じられない」と返ってくる。
その度に、「そういうあんたも・・・」と、言い返したいのを我慢して口にチャックして耐えている。
ちなみに当宿はペットOKの部屋とNOの部屋に分けているので、ペットのいないお客様は安心してお越しください。
◆写真は釣りバカ日誌の八郎こと中本賢さんと当宿の歴代の看板犬たち

先日、グーグル検索の途中、偶然にも「白ヒゲ親父の痛快人生ー母ちゃんゴメン」という本に出くわした。
白ヒゲ本が出版されたのは2000年のこと。もう20年近くも昔のことで書いた本人すら忘れかけていた。
当時、某コンテストで受賞し、出版の夢がかなったという幸運な経緯がある。
現在もグーグル上で紹介されている著者白ヒゲ親父のプロフィールは「成城大学軽音楽部卒」とある。
本当は「成城大学経済学部経営学科卒」であるが、学生時代はギターに夢中になり、軽音楽部の部室がホームグラウンドだったため、
ジョークのつもりで「軽音楽部卒」と入れたら、東京のある購読者から「成城大学には軽音楽部なんてありません」とクレームが来たことがあった。
本を読めばわかるだろうに・・・というのも、今振り返ってみれば白ヒゲの身勝手で度を越したジョークだったかも・・・と反省している。

青春とは
人生のある期間ではなく心の持ち方をいう。
歳を重ねただけで人は老いない。
理想を失ったときはじめて老いる。
人は信念と共に若く
疑惑と共に老いる。
人は自信と共に若く
恐怖と共に老いる。
人は希望と共に若く
失望と共に朽ちる。
いま頭を高く上げ希望の波をとらえる限り
たとえ何歳であろうとも
君は若い。
◆昔、どこかのお土産で手に入れた読人知らず人生訓の一つで、古稀を過ぎた今も、トイレに座る度に繰り返し読んでいる。