
つい先日、あるサバゲーマーと知り合いになった。
いつものごとく仕事は何?と尋ねると「ひつぎ」を作っているという。
ひつぎ? そう、あの「棺」である。
生まれてこのかた、初めて出遭った職業である。
この時期になるとネコの手も借りたいほど忙しいらしい。
私は普段から「来るべき時が来たら、葬式も仏壇も墓もいらない」と公言している。
四十代のころから、そのときの用の候補写真をいくつか決めている。
一つは、若かりし頃の白ヒゲおやじの写真(プロカメラマンの手によるセピア色のカウボーイスタイル)を
焼き付けた有田焼きの陶板である。当時、得意先の奥様からプレゼントされたもので、半永久的に変色しないという代物である。
他にも候補は数点あるが、毎日、家族の目につくところに掲げてもらうのが遺言である。
私はこの歳まで病気らしい病気をしたことがない。あるのは数えきれないほどのケガばかり。
だから周囲も「百歳まで大丈夫!」と太鼓判を押してくれていて本人もそのつもりである。
と言いながらも今日、傷だらけの身体のMRI撮影に行ってきます。