
ちょっと前のTVニュースで「涙活」というのを紹介していた。「婚活」とか「就活」ならぬ、老若男女で映画やドラマを観て「大いに泣いてストレスを解消しよう」ということだった。「男なら泣くな」といわれて育った時代はどこに行った?
かつておいらはあの人気TVドラマ「北の国から」の大フアンだった。今でもこのドラマの全シリーズを録画して持っている。ハマった理由は、主人公の名前も、育ってきた環境も、都会から自然の中に移り住んだのも、そのほか自身の生涯と極似していたからかも知れない。そのシリーズの中でも「巣立ち」編が大のお気に入りで、大晦日は紅白歌合戦ではなく、これを観て歳がいもなく号泣していた。「何で泣かないの? あんた日本人やないの?」と涙を押し売りするほど感情移入のひどい時代があった。玉ねぎを切っていても涙を流したことがないおいらも若いころは純な男だったのだろう。
そこであえて断っておくが、おいらの涙と、今、TVのワイドショーを騒がせている兵庫県議の呆れた号泣とは全く別ものである。
■写真は淡路島から毎年、贈ってもらっている玉ねぎ。