
バイトの中でも特に可愛いのが数名いる。
その一人はマウンテンドームフアンなら誰もが知っているM君だ。いつもマックのハンバーガーを手土産に来てくれる。「おまえ、50個も買ったらバイト料では足らんなあ」というと、「おやじさんはマックなら一度に五個くらいは食べてくれるもん」。酒漬けの白ヒゲおやじを心配してのことである。
二人目は、岡山から瀬戸大橋経由で車でやってくるT君に「こんなバイト料では高速代とガソリン代で赤字やなあ」というと、「オレ、おっちやんが助かれば、で来てるんや。金額やない!!」と、男気をみせる。
三人目は、昨年から東京生活を始めたK君。なんと郷里の松山には帰らず、羽田⇒高松便でこの山に直接帰省して、また高松⇒羽田便で帰って行った。「少ないけど飛行機代の足しに」とバイト料を差し出すと、「オレ、給料もボーナスももらってるから、もうバイト料なんていらないよ」と、何度も差し戻された。
くっそー! みんな、みんな、泣かせることをいいやがってえ。知らぬ間に大人になっていた可愛い孫たちである。
◆写真は上京前のK君