
フロント前に立つ「さるすべりの花」が、今や真夏のシンボル的存在になっている。「さるすべり」は「百日紅」と書く。
この百日紅は、女房の親父がわざわざ宝塚の実家から娘の結婚を記念して植樹したものであり、まさに新婚当時の女房そっくり(?)のはち切れんばかりの桃紅色(白色もある)のまことに美しき花である。
いつもなら、真夏に咲き誇った後は丸坊主に剪定するのだが、今年は9月も半ばだというのにまだ咲き誇っている。もしかしたら今回は、名前のごとく100日間咲き続けるのだろうか。それともこれも猛暑のせいだろうか。
不思議なことにこの花の前で写真を撮ると、ほとんどの女性が綺麗に映る。まだのひとは一度試してみる価値ありだ。
■中国の伝説で、恋人と百日後に逢うことを約束した乙女が、約束の百日目の直前に他界し、その死んだ日の後に咲いたという花。
また、木の肌が滑らかなので、猿も滑りそうということから、”猿滑”とついた。(−IT調べー)。

うちは宿泊の記念写真を撮り、後日、宿泊客の自宅宛てにお送りするのが基本である(―が、繁忙時には撮影できない場合もある)。
可愛らしいツーショットもあれば、ヒゲを描いたのや、酔っ払って大フィーバーしたもの、写真化するに困るもの、種々様々がレストランの壁や柱に貼られている。
中でも珍しいのは、8月に訪れてくれた大阪の角さんファミリーだ。なんと猛暑の炎天下の芝生の上で、男女混合で運動会の目玉、組み立て体操の三段構えの人間ピラミッドを組んだのである。記念写真にも数々あれど、こんなことをやったのは23年間で初めてである。聞くところにると「どこに行っても同じポーズでやるのが基本」らしい。今月の連休にも再予約をもらっているが、次はどんなポーズで撮るのだろうか。前回はおいらが骨折中だったためカメラマン役を務めたが、次回は先頭に立ってやるぞぉー !
おいらは一つ覚えのようなピースポーズが好きくない。ハチャメチャでもいいから、後になってプッと吹き出すような面白いオリジナル版がいい。なんでかというと、忘れようにも別れられないから、おいらの記憶に名前と顔が刻まれるからだ。
マウンテンドームでの記念写真は、「白ヒゲおやじと過ごした証」なのである。

♪ 現れるなり、「昔、よく来てたんやけどォー・・・黒ヒゲのオーナーは元気―?」と、大声あげて入ってくるおもろい客がいる。
□30年? うちは23年目やけどぉ〜>
「・・・」
□黒ヒゲぇ〜ってぇ?
「・・・」
□あんた誰ぇ〜?
「あの・・・そのォ・・・」
♪ 先日の日曜日の昼間、
「20年前に来たことがある」
という客が来た。
□またかぁ・・・で知らんぷりしていたら、
「昔、白ヒゲおやじにヒゲ描かれてねぇ」
ときた。こういうのは本物だ!
♪ そして昨夜、泊まりの20歳過ぎのカップルは「小学生のときに一度・・・」と彼女がぽつり。
□最近、そういうのが多くてなぁ。
「夢パパが完成した当時に泊めてもらって・・・そのときゴエモン風呂に・・・」
□ええーっ! そりゃあー、ほんまもんやぁー!
♪ そして今週末の連休は、「20年振りに・・・」というこの上なく嬉しい予約メールをもらった大阪、堺市の白衣の天使「房子ちゃん」との再会が叶う。積もる話がいっぱいある。長い間、続けてきてよかったぁ、と心底から熱くなる思いである。
■写真は房子ちゃんと同じ白衣の天使ウバッチーのアップ

岡山のお得意さんで 4WD 大好きおじさんがいる。旧式の四輪駆動車を4〜5台所有していて、娘さんとともにいまだにオフロードレースに参加しているという。ただでさえ武骨な四駆が逢う度に凸凹が増え、車もこのKおじさんもカッコよく見えてくるから凄い。おいらもかつては・・・だからこそ、おいらの分まで頑張って続けてほしいものである。
ところでエルビス・プレスリーが「LIVE IN HAWII(70年代)」のときに、ホノルル空港から真っ赤なランクル(41系)のオープンカーで会場に乗り着けた、のをご存知かな?
長淵剛が「桜島ライブ」のときは、鹿児島空港から真っ赤なラングラー(96年型)で会場まで乗り着けたのもご存知かな?
うちには、このとき彼らが乗っていた同型・同色・同年式の名車ランクルとラングラーがともに健在である。
■写真は白ヒゲの愛車に陣取るKファミリー

来月からタバコが大幅値上げ。
それが原因で、行きつけの「世界のタバコ店」のおっちゃんがヘソを曲げて店じまい同然になった。「今回はシガレットもパイプ煙草も、すべてが値上がり対象だから商売、上がったり」と、やり場がなさそう。ついでに「宝くじは?」と問うと、「こんな田舎で買っても当たるわけない」ときた。今まで散々売って置いてよくいうよ。
仕方なく別のタバコ屋に寄ってみた。そしたら、ここも同じでほとんど在庫を置いていなかった。こうなると、今度こそ、やめるしかないようだ。
しかし、おいらはお客さんと語らい合うのが仕事であり、売りでもある。煙と酒なしでは話に花が咲かないだろう。残るは酒か。