
今回の連休は、雪で始まり、水道管凍結で終えるというドタバタ劇だった。
いつものこどく深夜まで呑んでダベって、バタンキュー。6時に起きて厨房に入り、さあ、朝食の準備! で手を洗おうとしたら、なんと蛇口から水が出てこないではないか。ヤバッ! でトイレと洗面所に駆けつけも、案の定、ここもダメ。めったにない水道管凍結か。
ダメもとで風呂場に走ると、ラッキーなこと1に、ジャンジャン出るではないか。ありったけのヤカンにお湯を入れてトイレと洗面所に走る。風呂場から厨房までホースを引き込み、なんとか朝食を終えさせる。
ラッキーなこと2に、その間、文句をいう宿泊客は1人もいなかった。
天気もいいから、そのうちジャンジャン吹くだろうと高をくくっていたら夕方になってもチョロチョロしか出てこない。途方にくれながら、厨房に山積みされた汚れた皿や茶碗を見ていて、ちょっと待てよ。今朝の冷え込みは大したことなかったはずや。もしかしたら・・・でポンプをばらしてみたら圧力センサーが作動していない。凍結ではなかったのだ。
ラッキーなこと3に、祭日にもかかわらず、ポンプ屋さんが部品を届けてくれて助かった。
そこへ、レスラー・ヒデユキ一家が上ネタの寿司持参で陣中見舞いに現れた。いろいろあった一日の〆にグッドタイミング。ラッキー4だ。今夜の寿司と酒はほんまに旨かった。
数日前、積雪の中でタンポポが寒そうに咲いていたのを見つけた。それが、きょうのぽかぽか陽気でめいっぱい花開いていた。もう春なんや。

白ヒゲ・フオトシリーズで、カウボーイ姿の写真ほどうけたものはないだろう。
撮ったのはジュンイチ・ワタナベ。知る人ぞ知るのプロカメラマンだ。白ヒゲを一回り縮小した兄弟みたいなルックスだから、決してカッコいいとは言いがたい。歳はオレが一つ勝っているが腹回りは負けている。しかし、なんで彼がジュンイチ(一)でオレがジュンジ(次)なのか・・・。
もう15年くらいは白ヒゲおやじを撮り続けてくれているかな。オレも年毎に体型が崩れてきているらしく、最近は恐竜相手の原始人ギャートルズ姿のモデルにされることが多い。三木町のベルシティーにある「カメラのワタナベ」の店頭には、そんな白ヒゲおやじのパネルや絵葉書が見せ物、いや、目玉として数多く展示されている。物好きな人は一度、訪ねてみてください。コーヒーくらいは出るかも。
♪「白ヒゲ・カウボーイの写真」は、西日本高速道路制作のドライブマガジン・2月号(¥0)の中にも掲載されていて、現在、関西〜中国〜四国〜九州地区のSAにて、容易に手にすることができま〜す。これでまたフアンが増えたらどうしよう♪

昨年暮れに、脚本家志望のミセス・ユカリちゃんから「OHKのシナリオ部門で賞をもらった」とのメールが入った。ほんとにおめでとうだ。
ところでオレの念願の一つに、マウンテンドームが「NHKの朝ドラの舞台になること」がある。
何年か前に、その夢を実現するために自ら脚本を書こうと独学で勉強し始めた。書き始めてすぐの作品を、試しにITサイトに投稿したところ、一発でネット公開を迫られた。このときはネタをパクられるのがイヤで断った。
その後、高松市が主催するシナリオ教室に特別参加できることになり、通うことにした。
数ヵ月後、このときの女性講師から「あなたの作品を私の名前で・・・」と、かなりムシのいい共同執筆の話が持ちかけられた。しかしプロの目にとまったというラッキーさも捨てられない。そこで、どうしてこんな素人ライターと? と疑問を投げかけてみたら、
「あなた、頭もヒゲも白いですけど私と同い年ですよ。それがこんなカウボーイのような格好して、真っ赤なジープに乗って、チエーンソー振り回して。こんな男、ネタにしない手はないじゃないですか」
ときたではないか。オレって、そんなに派手か? まぁ、そんなことはどっちでもええ。世の中、ギブ&テイクや! で即座にOKした。
しばらくして大阪の某TV局で「白ヒゲおやじの連続ドラマ」の話が持ち上がっている、と知らされ、ヒゲを引っ張ってみたら痛かった。
ところが夢の連続テレビドラマ実現に際して、第一番目に「白ヒゲおやじ役を誰にするか」という問題にぶち当たった。
テレビ局側は「津川雅彦」一本やり。
当時、「暴れん坊将軍」を書いていたその女性脚本家は「松平健にGパンをはかせたら視聴率が稼げる」と譲らない。しかし、どちらもオレのタイプやない。
植松おさみちゃんに相談すると「TV局が大事なのは視聴率なんです。たったら加山雄三でしょう」ときた。確かに若大将は憧れのひとであるが、オレはおだてられたて木に登るブタやない。
オレはマジで「河島英五」しかいないと考えていた。なぜなら、バイクにまたがり、酒ビン片手に、ギター抱えてぶっきらぼうに歌う勇姿がそっくりだから。しかしこのときすでに彼はこの世の人ではなかったのだ。
結局はこのキャスティングがまとまらず、連続テレビドラマの話は自然消滅してしまったように聞いている。当然、悔いが残って当たり前。たが、話題に上っただけでも自慢できる夢物語であると今でも思っている。

オレは長年の山生活で度重なる骨折経験を持っている。現在も足首にチタンの板が2枚とボルトが9本入っている。それが原因で「靴」を履くと皮膚が破れて血がにじんでくるから、サンダルだけが頼りだった。しかし、いくらなんでも夫婦で真冬にお出かけするときにはさすがのオレも連れ立って歩く女房の手前、気が引けていた。
そんな昨年暮、これなら履ける! と夫婦ともに直感したフッシィング用の靴を、互いのささやかなクリスマスプレゼントも兼ねてペアーで購入した。
一昨日、それを見つけた稔ゅー君が、「ボクも欲しかったコロンビアの靴だぁ。このペアーシューズでブログ書いたら」と、のせてくれた。
コロンビア? レコードなら知っとるけど、靴も売っとんか? マジでオレは古いらしい。
♪ 古い話といえば、あれはオレが小学三年生の体育授業中のこと。クラス全員がクワやスコップを手に土俵を作っていた。そのときリヤカーの上で作業していたオレは、はずみで転倒し、鉄枠に右足首を挟まれて複雑骨折した。
ケガが治った後、学校の掃除の時間に雑巾がけをやっていて、廊下についた自分の足跡だけがみんなのヘチマ形と違うのに気がついた。なんとオレの足には“土踏まず”というヤツがなかったのである。
治るまで、ギブスと下駄を履いていたから、こんな足になったんか? と、おばあちゃんに聞くと、
「ベタ足は、戦争に行かんでもええから幸せなんよ」
ベ・タ・あ・し? し・あ・わ・せ?
「長距離歩行に向いてないから兵役検査で落ちるから幸せなんよ」
おばあちゃんは慰めてくれていたらしい。
・・・だけどそんなに珍しくていいものなら、『私の秘密』(当時のNHKの人気テレビ番組)に出てみようか、とオレは本気で考えていた。
「おまえ、ほんまに足が短いなぁ」
と、友達にいわれて沈没していたら、
「心配せんでもええよ。特攻隊員向きの理想の体型なんやから」
どうして?
「ゼロ戦乗りは、短足の方が狭い操縦席で有利なんよ」
おばあちゃんは何度も慰めてくれていたらしい。
大きくなってから、その意味がわかった。おばあちゃんは、オレを目の中に入れても痛くなかったようだ。♪
・・・ちと古過ぎたかな。
しかし、これなら、と手に入れたコロンビアのペアーシューズではあるが、キズだらけの偏平足にはやっぱり馴染めないようだ。

あれはオレたちが夫婦になって間もない、4、5年前のこと。
「先月、携帯電話に40万も払っちゃったぁ」
ふうーん、よんじゅうまんかぁ。
「ここにも60万きてるよ」
ふうーん・・・ろ・ろくじゅうまん!?
「両方で・・・」
な・なにー! ひゃ・ひゃ・ひゃくま〜ん!?
香川と関西との間で、毎晩のようにかけ合っていた普通電話と携帯電話の1ヶ月間の通話料金に、なんと100万もの高額請求がきたという、今では信じられない、笑うに笑えない笑い話である。これでは指輪を安くあげた意味がない。
以来、オレは携帯電話が大嫌いだ。 ・・・【続く】