
秘話その2の前にこの3があったのを忘れていた。しかしこんなのろ気話みたいなことをブログに書いて恥をさらしていいのだろうか・・・。
ええーい、ヤケクソやー!
ペンション業からはなれて、互いの老いた両親の世話をしたい、と言ってやまない女房に頭を悩ませていた頃。
「神戸のクラブの美人ママとアバンチュールでも」とイヤ味をいったら、「いっといで」と一言。この女房の冷たい反応に「なら、行ったる!」で、11月半ばの凍えそうな日に、それもオープンのランクルに乗り、神戸までのこのこ出かて行った。
田舎物の浦島太郎につき、夫婦で好感を持っていた南米帰りのキャリアウーマン純子ちゃんに、三宮の夜の街案内を頼んだ。ところがどっこい、なんと彼女が高級ホテルの、それもつツインの部屋をリザーブしてくれていたではないか。しかし、オレには学生時代から連れ沿った恋女房もいれば、自身、50代の半ばにいる身。そんな大人気ないことができるわけがないだろう。・・・けど・・・。
夜、二人連れだって目的のクラブに行った。
突然、憧れのママが、息が詰まるほどきつい抱擁と、火傷するくらい熱〜いキッスで迎えてくれた。このママは、白ヒゲ本に「絶世の美女」として書いたら、団塊世代の男性軍の憧れの的になったほどのレベルにある。しかし今夜のママは特に麗しい。
「彼女は?」・・・単なるお得意さん。
純子ちゃんはムッとしていた。
店が上がってから三人で酒と食事でハシゴした。
そのあとタクシーでママの自宅まで送った。と、そのとき、
「ねえ、泊まっていくでしょう?」 ええ!? ホ、ホテルが・・・。
「そんなもんキャンセルしたら」 えっ・・・彼女が・・・。
「独りで帰ってもらったら」
タクシーから強引にオレを引きずり下ろそうとするママ。横を向いて「行くなら行っていいわよ」と突き放す言葉とは反対に、オレのベルトの後ろ側に指を入れてしっかりと掴んで放そうとしない純子ちゃん。このときのオレは、真紅の熟女と、ピンクのお姫様に挟まれ、夢の中にいた。生まれてこの方、こんなにモてた(?)ことは一度もない。まさか一日に据え膳が二度も・・・。宝くじと万馬券がダブルで当たったくらいの夢の中にいた。・・・だが、かなり酔っていたので後の記憶はなかった。
ベッドの中で目覚めたとき、横で眠っていたのはお姫様だった。・・・【続く】

マウンテンドームには知る人ぞ知るの「シンちゃん」、「タケちゃん」という専属ミュージシャンがいる。
「枚方のネズミ男」を自称するシンちゃんのオリジナルベストは、愛妻を称える「トモリンに捧げるバラード」。これは天下一品だ。
「岸和田のだんじり男」を自称するタケちゃんは、ジャンルを問わないギターの名手。ピアノも弾けば風邪もひくし、身体も声も態度もデカい。なにをやっても堂々としている。
HPのYOU TUBEで流れている ♪ Oh!beautiful mountaindomu ♪ は、この二人の合作であり、ギターも歌も漫談もできるスーパー凸凹トンビ、いやコンビである。それに比べて、やりたくてもやれない今のオレが情けない。プロのミュージシャンだったのは、彼らが幼い40年も前の大昔のことやもんなぁ。
そんな昨晩、「マウンテンドームフアンのために本気でライブやろうよ」と、シンちゃんに電話でゲキを飛ばされた。確かにオレが加われば、みんな喜んで集まってくれるだろうけど・・・。
そうや! マジで20周年記念に、おっちゃんバンドのライブショウをやってやろうやないか! ピアノの得意な広島のジンちゃんにも声をかけてみよう。

昨夜からの雨で道路や屋根の雪もほとんどなくなった。少し前から風も出てきた。いよいよ冬らしくなってきたようだ。
さてあれは一昨日、21日の22時頃だった。タケシから興奮した声の電話があった。10年に余って愛娘のようにして付き合ってきた、若き男性群の憧れ、あの優ちゃんが、とうとう落ちたのだ。白ヒゲが伝授した押しの一手を実行し続けたタケシの努力の賜物である。マウンテンドーム通算、記念すべき101組目のカップル誕生だ。これでキューピット役も60、70組くらいやったから悔いはない。この愛娘の結婚を最後に、もう、ちょうちん持ちはやめるつもりだ。今年はアンちゃんの一人娘夕子の結婚も決まったし、良すぎるほど幸先がいい。タケシ&優ちゃん、ほんとにおめでとう。

昨朝から降っている水を含んだ重たい雪のせいで23時頃から今朝の3時くらいまで停電した。暗闇を懐中電灯で照らすと積雪10センチの一面銀世界。犬舎のコタツと照明が消えてジローが寒そうにしている。幸いにして泊まり客がいない夜だったからよかったものの、街中のエアコン生活者たちはかなり涼しい夜だったに違いない。
しかし台風・大雨・大雪はラジオで情報が得られるが、停電情報は流れないから困る。電力に電話しても「しばらくお待ちください」のリピートだけで要を得ない。電気料金を滞納したら、すぐにでも送電停止にするくせに。

今、外はこの冬、二度目の一面、雪景色。
あれは4年前、仕事納めの日に大阪から駆けつけ、年明けまで手伝ってくれた 彼女が最終列車で帰る高松駅でのこと。
疲れたやろ? ・・・気つけてな。
「うん」
ほんとに帰るんか?
「・・・また来週」
改札口から電車に向かう両手両肩に重たいバッグ、よろけながら歩む彼女の後姿・・・そしてとうとう大爆発。
あとで入場券買いますから! と駅員に告げるやいなや、ホームに飛び込み彼女のあとを追う。
車窓から淋しそうに暗闇を見つめている彼女の背後からぐっと手を差し出し、
300円貸して、入場券買うんや。いや・・・オレは来週まで待てん!
充血した瞳で見つめ合う二人。
二人はこのとき決心したのである。 ・・・【続く】