今回の東日本・関東巨大地震で、今や日本国中の物流が混乱をきたしているという。被災地でもない地域の人間がどうして買い溜めをするのか。この浅はかさが情けない。
そんなきょう、円相場が80円を切ったとニュースで大騒ぎしていた。
おいらが大学卒業時の40年前は高度成長期の真っただ中であり、その大きな要因の一つであった固定相場制が世界中から圧力を受けていやいやながら始めて変動相場制になった。
そのとき大学五年生で、「貨幣経済学」というゼミをとっていたおいらは麻雀と競馬に明け暮れながらも懸命に「変動相場制について」という卒論を120枚くらいも書いた。にもかかわらず、評価は無残にもなんと「可」だった。だから現在の変動相場制は忘れようにも忘れられないできごとなのである。
そんなどうでもいいことはさておいて、現在のように一円、一銭の上がり下がりでこんなに一喜一憂するのなら、もとの固定相場に戻したらどうなんだ、といいたい。
おいらは教科書も買わずに一年生のときの必須科目である経済学原論を五年生までかかって、これまた「可」をとって卒業した男である。だからしてわかった風なことはいえないが、それでも卒業した以上は、一応、経済学部出の経済学士の端くれである。といいながらも勉強していない以上、専門的な難しい知識を持ち合わせていないから、おいらの言い分がいいのか悪いのかはわからない。しかし少なくとも今の中国のように自国のためにならないと思ったら、たとえ世界中からなんと批難されようとも固定相場制を変えようとしない強い意志を持つ国であれば、少なくとも今の日本のような情けない買い溜め行動なんかなかったのでは、と思えてならない。
買い溜めに走る一部の日本国民よ、もっと冷静になろうではないか。君たちがやっていることは火事場泥棒といっしょじゃないか。そんな浅はかさは恥じてしかるべきである。