
このところ、建設途中で置き去りになっていた佐々木道場(レスラー邸)のトイレ工事を再開している。
建設を開始したのは4、5年前。ログ本体はとっくに完成していたのだが、追加になったトイレ工事が、来客や現場までの所要時間や次々と生じてくる諸事情で遅れ遅れになっていたのだ。その間、本体のセトリング(木が乾いて縮む)が進みログハウス自体は引き締まって落ち着いている。
ところで今回の工事再開にあたっての最大の難関は、250キロもあるトーフ(コンクリートの四角い塊)を4個、区切られた狭い場所にクレーン車で吊り下ろし、それを手動で所定の位置に移動してから水平をとる作業だ。しかし工事を開始した頃と違って腕力と握力の衰えといったらこの上ない。かといって使えるのは自力だけ。ええーい、アナログ人間魂を見せてやれー! でまる2日間かけて、鉄パイプとバールと水準器で合計1トンのコンクリート塊の設置をやってのけた。あとは木を積んでいくだけ。天気に恵まれ、時間の余裕さえあれば・・・。ただ一つ心配なのは数年前から続いている両肘の痛みと爆弾を抱えた腰、それにこのところ続いている原因不明の頭痛かな。
なんだかんだといいながらも、おいらは愛車のランクルやラングラー同様、エンジンさえかかれば古くともつっ走れるタフネスさが取り柄。
老骨にムチ打ってもレスラー宅の三児誕生(来春)までには仕上げてあげないと。
■写真は肘痛を忘れるためにバーボンをあおる白ヒゲ