
うちはオープン当初に導入した床面積が二畳分もある大型冷蔵庫を未だにしぶとく使っている。なにぶん22年間も休みなしで稼動しているのだから、補修も毎年恒例行事になり、部品の調達も難しくなっている。かといって当時の価格で百数十万円もする特注品である。そうそう簡単にお役ご免にさせられる時代状況ではない。ご機嫌をとりながらでも働いてもらわなければならない。
そんなこんなのつい最近、大手リサイクル店で同型の、それも三年落ちのン十万円という優れものを見つけて即、手に入れた。しかし本体価格の上に搬入設置料が数万円も加算されるときき、ウーン。
「そうだ、うちには若大将とレスラーがいるんや!」で、勝手な自力搬入設置計画を立てた。ところが若大将は大阪の〒職員、レスラーは本県内の中学教員である。SOSを出したくとも中々出せずにいた。
そんな矢先の先週末、前日から宿泊中の常連客である蓮根さんから「Let‘s go together!」の掛け声がかかり、二人でトラック輸送を敢行した。
しかし相手はW、Dともに×180cm、H×230cmもある保冷車のコンテナみたいな冷蔵庫である。五十代男と六十代男の二人ではパワー不足は否めない。
ところがどっこい、そこにレギュラーバイトのミクとトモの二十歳男が二人揃って、ご機嫌伺いに現れたではないか。グッドタイミングとはこのこと。
そして作業を完了したのは暗くなってからのこと。なだかんだで7時間費以上も費やしていた。
人間、独りではロクな仕事もできないが、助っ人が一人いてくれれば三人前の仕事ができる。それが四人、五人と揃うと何人前もの仕事ができる。蓮根さん、ミク、トモ、ご苦労さん、ありがとう。
■写真は頼もしき助っ人たち