
昨晩、何年かぶりにマウンテンドーム名物の「退場命令!」が出そうだった。
高速道・瀬戸大橋料金値下げの影響か、とんでもない常識はずれの客がポツポツ出てきた。―で、今回がどんな常識はずれだったかの詳細は控えるが二度と逢いたくない客だった。
「ガマンするのよ」と片眼をつぶって合図する女房。
奥歯を噛み締め堪え忍ぶ白ヒゲ。
そのうちビールが焼酎になり、とうとうワイルドターキーに手が伸びた。気がついたらまた1本空いていた。おかげで今日は昼過ぎまで二日酔い。
「よくガマンしたね」と女房のお褒めの言葉に「て、やんでー!」と虚勢を張ったものの、かつての白ヒゲの迫力は今どこに・・・を感じないではいられなかった。
ところでオレは今までメチャクチャに酒を呑んできた。どんな種類の酒も呑ってきた。かといって決してアル中なんかじゃない。呑まなくてもどってことはないから。
大酒呑みにもいろいろあって、ビールばかり1ケースも2ケースも呑るのもいれば、一升ビンをかざして回しながらラッパ呑みするのもいる。
オープン当初、「ハートランドビールを立て続けにラッパで3本呑ったら呑み代0!」と掛け声かけると、身のほど知らずの学生らが大勢挑戦してきた。しかし20年間、3本一気で呑れる兵は白ヒゲ以外に一人も出遭ったことがなかった。しかもビールのあとはバーボンにテキーラにとハチャメチャな呑み方をやっていた。ところがこれだけ呑っても吐いたことがないという信じられないほどタフな男だった。なぜかというと、食べると呑めない。呑めないと大勢の相手ができないから何も食べずにただひたすら呑むだけだった。だから吐くにも吐けなかったのだろう。
そんな白ヒゲも今や一滴たりとも呑みたくない日がある。もう無茶はやらない、いや、できない歳になってしまったのだろう。酒は呑み過ぎると取り返しのつかない失敗を犯す危険性をはらんでいる。経験者だからいえるのだ。
■そこでクイズ。大酒呑みのことを、よくザルとかフカというが、「フカは酒を呑む。ではサメは?」
―写真は一気でラッパ呑みを誇っていた頃の白ヒゲ―
A・「フカは酒を呑み、サメは人間を食う。人食いザメというだろう」