
昨年暮れからパイプ片手の禁煙をかろうじて続けてはいるが、時としてどうしても吸わないではいられない状況下に陥ることがある。
先日、大阪からやってきた団塊世代のお客さん夫婦の相手をしはじめたときに例のパイプを咥えたら、
「カッコいいですねえ」ときた。照れ半分に慌てて、
禁煙中なんですよ、と言い訳しながら、つい1本咥えてしまった。すると、
「それ何てタバコです?」とまた返ってきた。
ゴロワーズっていうやつです。
「えっ、あのフランスの? 世界一旨いという?」。
それはどうか・・・。
「1本、いいですか?」。
どうぞ、どうぞ。肺ガンになるくらい吸ってよぉ。
「私、五木寛之の大フアンなんですが、これしか吸わないらしいんですよねえ、彼も」。
へえーっ、そうなんですかぁ。大昔、ムッシュかまやつの歌にあったのは知ってたけど、あの五木さんも吸っていたとは・・・。
―その後、意気投合した2人の結末は、ゴロワーズとビールとワインと焼酎でベロンベロン。趣味はエレクトリックサキソフオンときいた。実におもろいドクターだった。
―MEMO― かまやつひろしの「我が良き友よ」のB面に「ゴロワーズを吸ったことがあるかい?」という曲がある。「ほらジャンギャバンがシネマの中で吸ってるやつさ」と歌っている。オレはA面より名曲だと思っている。
(注)ゴロワーズはその辺のタバコ店では扱っていない。赤箱と青箱の二種類があってオレは青箱のフアンである。